前回の「ジブリの大博覧会 沖縄、その密かな楽しみ方―その1―」に続きまして、引き続きジブリ展の密かな楽しみ方をご紹介します。
ジブリにもあった広告の変遷
ポスタールームの出口に現れる、タブレットやケータイ端末、モニタ類。
このコーナーは「広告媒体の変遷」を展示したものです。
昔は新聞やテレビCMが主流だった広告も、ガラケー向け広告、スマホ向け、タブレット向け広告などなど、いろいろ変遷を遂げております。
カオナシのラインスタンプ見ましたか?
スマホには「カオナシのラインスタンプ」の映像が流れてます。それがなかなかの可愛さ! 映画では見られないカオナシの表情が楽しめます。
※注! タブレットやスマホ、ガラケーには手を触れないでね!
スマホ、ガラケー展示の向かいにあるもの
が、何かわかりましたか?
沖縄の人にはあまり馴染みがない、そう「電車の中吊り」広告です。
満員電車の中で見るジブリ作品は広告といえど、気分転換に最適だったのではないでしょうか?
ジブリの倉庫では
ジブリの倉庫ではまず、入る前に、趣のある倉庫の扉がありますが、その上にご注目!
トトロの有名シーンがひとコマずつフィギュアで再現されてます。顔を上げて見てみてね!
宝物がイタルトコロに!!
倉庫には宝物がイタルトコロにあります。あまりにモノが多いので、「ジブリ展見てきたよ〜!」っていう知人に「あれは見た?これは見た?」って聞いてみるとたいてい「え???見てなーい!どこにあったの?」なんて答えが返ってきます。
いずれも販促グッズとして限定生産されたものばかりで、ファンは悶絶してしまいそうな「ジブリの倉庫」。
いろいろご紹介したいのですが、取り急ぎ3点を…。
欲しがる人多数。ナウシカの長銃
倉庫に入ってすぐ目に入るところにあるのが「ナウシカの長銃」。
ナウシカ好きの男性ファンがたいてい目ざとく見つけて欲しがっています。
なんか、わかる。そして、あんなに長いと思わなかったw。あれで、ナウシカごっこを楽しみたい(笑)。
大きいのに意外と見落としがちなバロンのフィギュア
『耳をすませば』『猫の恩返し』で登場する男爵ことフンベルト・フォン・ジッキンゲンのデカフィギュア。
チラシなんかでは割と存在感があるんですけど、実際は気づかれにくいようです。そしてホント、オトコマエなんだよなぁ。
バロンフィギュアの右側にヒロインフィギュア
バロンのデカフィギュアの右隣にはヒロインフィギュアが並んでます。
あれ、カワイイ。並べて愛でたい…。
倉庫の出口には…
倉庫の出口には、スタジオジブリ内に掲示されていたらしい、社内行事の広告など。社内報といえども展示物になる可愛さ。
制作の間中、スタッフはいろいろと大変なのだろうけど、こうして(現実逃避)息抜きしつつバランスとってるんだろうなぁ、って勝手に推測w。
絵がサラサラっと描ける人が多い職場って素敵ですね!
年賀状、欲しい!
不易流行のコーナーでは「年賀状」に注目。
あーもう、本当に毎年こんな年賀状が送られてきたら嬉しくて仕方がないっ!
アカデミー賞や金熊賞のトロフィーはみんな食い入るように見ているようなので割愛しますw。
ねこバス…の向かいのポスター群
ねこバスの向かいにかかっているポスター群は全て、外国で作られたポスターです。
作品のどのシーンを選択してどうレイアウトするか?というところのお国柄が垣間見れてすごく興味深いです。
ぜひ日本版ポスターと見比べてみてください。
ナウシカタペストリー
ワタシなどは、ジブリ作品を割と公開順に見てきた世代なので、宮崎監督といえばナウシカ!なのであります。
「王蟲の世界」へのエントランスは『風の谷のナウシカ』のクレジットタイトルで流れるタペストリー。
小学生の頃、あのタペストリー画像をじっくり見たくてビデオに録画して何度も停止しながら見た記憶があります。
(でもVHSって一時停止すると画像がジラジラ乱れるんよ…)
今、毎日見れているので幸せです。
あのタペストリー、どうやって作ってるのか気になってたんですが、なんと実際「宮崎監督が布に直接描いたものを撮った」んだそうで…。
すげーー!!(´;ω;`)!
ナウシカの冒頭も、ラピュタの冒頭もあのヴィンテージで凝った感じが大好きなんです。
ぜひみなさんも堪能してください!
王蟲の世界
もう、何も言うことありませんね。
隅々までお楽しみください。でも、そこかしこに「実寸に近い虫」とかも混ざってます。
文化財を守るため、館に一切の虫を入れぬよう、日々たゆまぬ努力をしている博物館・美術館としてはなかなか心臓に悪いです(笑)。
「あ!!虫ーー発見ーー!!!捕獲ーーー!…ん?ちょっとまて、作り物??」
ってな感じで紛らわしいわっ!
入口にいるのはミノネズミ
アスベルがトルメキアのコルベットを攻撃しまくって腐海に落ちた時に迫りくる虫ですね。(マジ恐怖…。)
入口には「脱皮しかけのミノネズミ」の姿が拝めます。
脱皮を繰り返すと、展示室奥にある蛇みたいな「ヘビケラ」になるのだそうで…。
出口にいるのはウシアブ
ナウシカの映画ではトルメキアの大型船が巨神兵の重みに耐えられず墜落してしまったときに「傷ついたウシアブ」として登場します。
漫画では卵を守るウシアブというのが出てきまして、出口にいるウシアブはそのシーンの再現です。
ウシアブの頭上にはびっしり卵があり(うひーーー(´;ω;`)!)、卵から孵りかけてる幼虫もいます。探してみてね!
飛んでるのは大王ヤンマ
そして、飛んでいて展示室にブキミな影を落としているのが大王ヤンマです。
ナウシカが言うところの「森の見張り」。コイツラが大挙してやってくるとその後は虫地獄になる、というわけです。おそロシア…。
もう下から眺める姿が超絶キモチワルイですね。虫嫌いな人にとってはトラウマレベルじゃないでしょうか?
最後の養老先生のウツクシイ昆虫標本
展示室最後を飾るのが養老孟司先生の昆虫標本コレクション。
虫嫌いの方も王蟲とか見てる間に虫に対する耐性がついたのではないでしょうか?
想像上の造形物を作るにせよ、本物の虫の観察がリアルな表現には必須!というコトです。
ワタシも虫嫌いですが、この展覧会期間中に「虫もキレイだなぁ」って思えるようになりました(ちょっとだけ、ほんの一瞬、稀に。だけど…)
最終週末は存分なご覚悟を!
ジブリの大博覧会 沖縄会場も残すところあとわずかになりました。もう週末は毎度毎度鬼混みで、本当に申し訳ないやら…(´;ω;`)。
平日都合のつく方はできるだけ平日に(ていってもあと3日しかないけど…)!!
また、ひどい時はおきみゅーの発券窓口でも長蛇の列ができますので、ローソンさんなどで事前に当日券をお買い求めいただければストレスが(少しだけ)緩和されることでしょう。
ジブリの大博覧会、ぜひ隅々までお楽しみください。
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