中学校を卒業して、1年の自宅浪人を経て高校生になってもワタシの生活はパソコンというものと無縁のまま過ぎていきます。
が、しかし「中学校編」でも書いたとおり、「パソコンに詳しくなれるか否か」は「各人の家の状況による」状態です。
当時クラスに2〜3人いた「自宅にPCある組」の子たちはすでにタッチタイピングも習得しており、差をつけたままの高校突入となっているはずです。
このころ、ついにWindows95が爆誕。
パソコンの歴史的にいうとこの頃、Windows95が爆誕したようです。
Windows95から現在のパソコンではお馴染みの
「アイコンをダブルクリックしてアプリケーションを立ち上げる」スタイル
が登場したんだとか…。
(専門的な用語でいうとGUI(Grafical User Interface)というやつですね…。それまでは黒い画面にキーボードから「コマンド入力」してPCを操作(CUI(Character User Interface))してたんだって。)
コマンドを知らなくても「感覚的に」操作が可能なGUIの導入は、PCユーザーの門戸を大きく開くきっかけとなったことでしょう(何かの解説的…笑)
このころ、ワタシの高校には「なんかめっさPCができる50代の化学の先生」がおりました。
授業も面白くてすごくいい化学の先生でしたが、先生の机の上にはWindows95のパソコンが「どでん!」と置いてあって、桜の壁紙が印象的でした。
高校でのパソコン授業
高校ではパソコンを使った授業が2回ほどありました。相変わらずパソコン部屋(「電算室」って名前だった気が…(笑))はあるものの、PCは一括制御。電源のありかも立ち上げ方もさっぱりわからん状態です。
1回目は…出た!プログラミングフローチャート!
1回目は数学で、プログラミングのフローチャートをやったような…。
こういうプログラム用のフローチャートに関する記述は数学の教科書に2〜3ページ載ってたんですけど、いかんせん数学はワタシにとって「未知なる言語」なうえ、このフローチャートの掲載も、生徒からするとすげぇ唐突なワケです。
「今まで数字と記号ばっか並べてたのに、どうしたの?急に…」って言う感覚…。
先生の説明も、なんだか異国の国会中継を見ているかのような感覚でした。(先生、ゴメン…)
まーこの授業も2時間程度で終了で、さして何かが身についたわけでもなく…。
2回目は…出た!化学教師!
で、2回目に触れたのは例の化学の先生の授業で、です。
今思えばですけど、相当PCに強い先生だったんではないか、と。
というのは、おそらく「趣味で」先生が作ったであろう「化学の問題」を電算室でやりました。
化学の基礎ともいえる「モル計算」だとか「濃度計算」問題が数題ありまして、答えは3択形式。(PC画面で問題を確認し、手書きで計算して(笑)PCで3択の中から答えを一つ選ぶ)
でもちゃんと回答によって「◯正解」「×不正解」って表示されて、解説も丁寧に作られてました。(先生…どんだけ時間かけたよ…?)
回答するにあたっては「テンキー」しか使ってないから「情報の授業」ってわけじゃないよね…。
他のデジタルデバイスはポケベルなど。
ビジネスマンの必携アイテム「ポケベル」が高校生の間にも!
ワタシの世代は「安室奈美恵さん」と同世代なんですが、安室ちゃんが全くお年を召されないゆえ、自分まで年を取ってないと錯覚してしまう今日このごろです。(おそロシア…笑)
そう、ワタシの世代は元祖コギャル世代。すごーーーーーく長いルーズソックスなんかが売られてたころです。
数年前に登場していた「ポケベル」により「大人は会社で何かあったらポケベルで呼び出される」ような状況で(ブラック労働環境あけぼの…w)、ポケベルが女子高生の必須アイテムとなりつつありました。
クラスの中にもちらほらポケベルを持ってる子達が出てきて、「デジタル」が身近になってきたころです。
とっても簡単な「ポケベル」の解説
送り方は簡単にいうとPHSにショートメール送るイメージです。
公衆電話やプッシュホンの電話で「1」を3回打ったら相手のポケベルに「う」と表示されます。
メッセージの文字数は10〜15文字程度と限られているうえ、液晶パネルもない普通の電話から打つので、うっかり間違えちゃうこともしばしば…。
よって送信側も受信側も頭と気を遣うのです(笑)。
五十音をデジタルに変換した表が公衆電話に貼られてたり、小さいコピーを持ってる人もたくさんいました。
デジタルに親和性のある子がちらほらと…。
「五十音→デジタル」の変換法則が身についている子は、公衆電話のプッシュボタンをそれはそれはスサマジイ勢いで連打するのです!
いや、マジすごかった…。あれは神業です。特殊技能です。
このワザが、今後押し寄せるPHS&ガラケーを扱うためのスキルへと密接につながるわけです。
ココでも今後の「デジタルと仲良くなれるかどうか?」の一つのフラグが立っていたような気がします。
現代を生きる若人への課題(笑)
1)「写ルンです」とは何か?140字以内で説明せよ。
当時の女子高生はー、カバンに「写ルンです」入ってました…。
2)「携帯電話」「写ルンです」「街の写真屋」をキーワードに「流行と産業」について2,000字以内にまとめよ。
かつては結構身近にあった「街の写真屋」さん…最近はとんと見なくなりました。
富士フイルムさんが持てる技術でもって写真フィルム事業から化粧品事業へ「ガッ」と舵を切ったのはほんとあっぱれだと思います。
すごいぞ!富士フイルム!
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