こんにちは。インフォメーション・アーキテクトのマサキです。
スマートフォンがここ10年で日常生活のイタルトコロに浸透し、何もかも「スマホ」で検索するのが普通になってきています。
もちろん、病院やクリニック(診療所)も例外ではありません。むしろ病院やクリニックこそ、人はスマホ検索に頼っているといえます。
なぜなら、病気やケガなどのアクシデントは多くが「外出先」で起こるからです。
病院・クリニックのウェブサイト、きちんとスマホで見れていますか?
ところが、個人経営の病院やクリニック(診療所)でホームページを運営していても「スマホでもきちんと表示されるホームページ(ウェブサイト)」を整備しているところはそう多くありません。
スマホ対応でないウェブサイトの一体何が問題なのでしょう?
スマホ対応でない問題点1:文字が小さい
スマホ検索でページがヒットしても、開いてみるとパソコンのウェブサイトと同じ…。
小さい文字が並んでいて、指で拡大操作しないと読むことができない…。
患者さんが病院やクリニックを探している場面というのは「急いで」いる場合が多いです。外出先から場所や診療時間をチェックしているケースが多いのです。
そんな中、小さい文字が並んでいるウェブサイトに行き着けばほとんどの人は中は読まずに2秒で閉じてしまうでしょう。
スマホ対応でない問題点2:ボタンが小さい
もし仮に、文字が小さいながらもパソコン用のサイトを閲覧してくれた人がいたとしましょう。
ですが、他のページを開きたいのにボタンが小さくて押せない!
押したつもりが、別のボタンを押してしまって違うページに飛ばされてしまう!
閲覧者をイライラさせてしまうポイントがもう一つ増えてしまいます。
スマホ対応でない問題点3:圧倒的に増えたスマホユーザー数
Googleの分析ツールを使って、あるクリニックのウェブサイト訪問者数が「どんな端末(デバイス)を使用してサイトを閲覧しているか?」を調査した例があります。
2015年3月の2週間はスマートフォンを利用しての閲覧者が全体の6割だったのに対し、その2年後の3月の2週間は全体のなんと4分の3までに激増していたのです。
このクリニックではこのデータを検討したのち、サイトのスマホ整備に力を入れて集患につなげました。
良く周りを見回してみると、家族の病院受診を促すのはほとんどが「お母さん、奥さん、彼女、娘」などといった女性で、かつ彼女らの情報収集のツールは「パソコン」というよりむしろ「スマホ」である事が多いようです。(これはあくまでワタシ個人の印象です)
30代から40代の女性に話を伺ってみると、「家にパソコンがあっても立ち上げるのがめんどくさいからスマホとかタブレット検索ですませてしまう」とのこと…。うーん(笑)納得。
スマホ対応でないサイトの問題点4:検索順位に影響する
多くの人が検索で「Google」を用いるようになりました。
Googleは世界中のWebサイトを評価し、検索キーワードとマッチングさせ、結果をリストアップしています。
この「Googleの評価」の基準ですが、基本的に下記の信念を貫いています。
ユーザー(検索者)に優しいサイトかどうか?
- ユーザーが求めている回答がWebサイトにきちんと掲載されているか?
- ユーザーが読みやすいWebサイトか?
- ユーザーが操作しやすいWebサイトだったか?
- ユーザーの個人情報を守ってくれるような堅牢なWebサイトだったか?
などを評価し、評価基準を満たすWebサイトを検索上位にリストアップする仕組みとなっています。
スマートフォン検索が多い中、今後はスマホでの操作性が考慮されていないWebサイトが検索上位に挙がることは難しいでしょう。
「独自のWebサイトを持っていて、かつモバイルフレンドリーなサイトを運営していること」ということがWeb広告のうえで、重要視される時代になったと申せましょう。
次は「どうして独自のサイトをもつ必要があるの?ポータルサイトへの登録じゃだめ?」についてお届けする(予定)です(笑)。
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