昨年6月、感染性肝嚢胞&胆石で緊急入院し、1ヵ月の入院を経て不死鳥の如く復帰した現在86歳の我が父…。
(一連の闘病記については「【父の闘病記】全ては右肩の激痛から始まった(1)」をご覧ください。)
刺激の少ない入院生活でボケてしまうのが心配だったので、購入していたけどあんまり使っていなかったAmazonのFireタブレットを持っていったのでした。
父は入院中身体のだるさのあまり、本も読む気が起こらなかったようで、Fireも活躍せぬまま退院を迎えたのでした。
が、しかし…退院後半年を経た今、Fireが思わぬ活躍を見せていたのです!
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Fireを使うことになった父のスペック(笑)
昭和一桁の父は、おそらく現役時代パソコンなんて使用したことはなかったと推察されます。
基本的に電化製品は買ってきたまま、デフォルト設定のまま使用します。
といっても父が使っているデジタル製品といえば…
- テレビ(基本N◯Kのニュースとお宝鑑定団が見れれば何も問題なし)
- ケータイ(ガラケーの通話オンリー)
これくらいですね…。何かわからないことがあったらワタシが呼ばれる感じですが、基本的に呼ばれることはありません。
なので、液晶タブレットを渡すのは多少気が引けました。(呼ばれる確率が格段に上がりそうで…笑)
液晶タブレットって操作感(ボタンを押した感)がわかりにくいので、画面遷移でオタオタする年配の方を仕事柄たくさん見てきたからです。
好き!であればいくつになっても使えるようになる!
「老後(ヒマになったら)囲碁を勉強したい」
とよく言っていたので、囲碁ゲームをメインにもともと好きな将棋ゲームなどのアプリをインストールして渡しました。
退院後、将棋ゲームをやってみようと思ったようで、やり方を聞かれたので一通り教えてみました。
2週間後、「将棋の駒が自分の思うように動いてくれない。」との訴えがあり、見に行きました。
父よ…(´・ω・`)、それ…長押しや!
将棋ゲームは基本的に動かしたい駒をタップして、行き先のマスをタップするだけです。
父の様子を見てみると、どうもタップと画面の遷移のタイミングが合わず、父が駒を長押しするために駒が予想外の動きをする、ということがわかりました。
そこで、「タップ」と「長押し」の操作はベツモノの操作である、ということを一言アドバイスしたところ…
父、ゲーマーとして開花する!
ご覧ください。これは父にFireが渡ってから半年後の写真です。
将棋のマスに合わせておびただしい数の指紋がついております。
どれだけやりこんでいるのかと言いますと…。
毎日。Fireの充電が切れるまで(約4時間)
4時間ぶっ通し、休憩なしです。
今まではずっーーーっとテレビがついていた実家ですが、父がゲームに集中するようになってからというもの、かなり静かになりました(笑)。
父が今の時代にワカモノだったらカクジツに学校にも行かない引きこもりのゲーマーになっていたことでしょう…。
今のところ、「充電中はFireを操作してはいけない」と思っているようなので、その誤解はあえて解かずにおこうと思います。
Fireのおかげで、父がボケる心配はなさそうです。
この半年間で実戦でも義兄と対戦し圧勝、内地から義兄・甥が遊びに来た際も全戦全勝という無双っぷりです。
たった¥4,980(定価は¥8,980でしたが、プライム会員ですと¥4,000 OFFでした。)で、父に最大の親孝行ができたと、娘のワタシも非常に満足です。