昔近所のかかりつけ医だった外科の先生が、太くて重厚な万年筆でカルテにサラサラと美文字を繰り出すのを見るのが好きでした。
長年憧れていた万年筆…。高いよなあ…。でも!大人になったら絶対欲しい!と思っていた万年筆!
…をついに手に入れました!1,000円で!(笑)
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就職して思い出した!万年筆に憧れてたんだ!
初めて就職した職場は「ボールペン」が溢れていたので万年筆に目がいくことはなかったのですが、その後転職してデザイン会社に就職した時、ワタシは見てしまったのです。
みんな「万年筆」(言わずと知れた「ラミー」な…)を持っている!
そして、思い出しました。子供の頃、万年筆に憧れていた!ということを!(←忘れてんじゃん!笑)
打ち合わせ内容を絵にして、文字にして、さらさらさらりと書いていく。ラミーで!
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”masaki-l.jpg” name=”masaki”] すげぇ!かっけーー!!オラも欲しい![/speech_bubble]
そう思って当時はラミーを購入しました。真似して…。ラミーブルーブラック中細を!
がしかし、ナゼかラミーと縁のないワタシ…(´;ω;`)
購入してから2ヵ月後、ソッコーでなくしました(´;ω;`)。
どこ探しても見当たらない、文房具好きが愛用の文房具をなくすなんて、なんという失態!
あまりの悔しさに、
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”masaki-r.jpg” name=”masaki”] 今の時代、紙にメモなんて!これからはデジタルだ![/speech_bubble]
とか言ってやせ我慢しつつメモ類一切合財をiPhoneなどのデジタルに無理やり移行してみたり、悪あがきして迷走しました。
だけど…。やっぱり紙に書きたいよ(´;ω;`)。
と、ラミーリベンジを試みたワケですが、どういうわけか2代目ラミーも1ヵ月で行方不明になる始末…。
ワタシは基本的に物を無くすことはあまりないんですが、どういうことなんでしょうか?
2本とも何処を探してもいくら探しても見つからないのです。
ここまでラミーに嫌われるとは…(´・ω・`)
ラミーを持つことはもはや諦めました…。
というわけで、自分の身の丈にあった万年筆を探しに、大好きな文房具屋に足を運びました。
文房具屋さんはなんであんなに楽しいのか?あの独特のニオイも好き(笑)。
さて、ワタシが文房具屋で見つけた「身の丈にあった万年筆」がこちらになります。
安い!かわゆい!というわけで現在愛用中です。(なくしてません…!) このPILOTのkakunoは万年筆初心者のための万年筆なので、文字の書き方、インクの替え方に至るまで丁寧なわかりやすい説明書きがついています。
万年筆利用のメリット・デメリット
メリット1:字を丁寧に書こうと注意を払う
個人的な意見ですが、万年筆を使うと字を丁寧に書こうと注力するので、キレイな字がかけるようになるのでは?と期待しちゃいます。
字がキレイな人って日常的に余白のバランスなんかをちゃんと考えてるんではないかと思います。ワタシも真似して心がけるようにしています。
小学校のときは「書きかた」の授業があったので、定期的に「字を意識的にきれいに書く」練習がありましたが、成人してからは自分で自発的に練習しないとチャンスがないし…。
メリット2:文字を書きたくなる
笑。
これはワタシだけなのかもしれませんが、やたら文字を書きたくなります。
最近はPCを使うことが多いので、とんと文字を書く機会がなくなりました。
すると…書けなくなります。先日「魂」の文字を書こうとして、左右逆に書いてしまいショーゲキをうけました。しょっく。
漢字が書けなくなってます。カクジツに。おそロシア。
ところが万年筆を持ってると、やたら落書きしたくなるのです。
動画を見ながら気になる文字をひたすら書いたりとかしてます。病的(笑)。
デメリット1:手が汚れる
インクなので、どうしても乾く前に触ってしまうと手が汚れたり、次の頁にうつってしまったりはありますねぇ。
しかも、万年筆を持って飛行機に乗ると最悪です。機内で万年筆を使用するのはヤメましょう(笑)。
また、飛行機を降りたあと、万年筆のキャップを開ける際には慎重に…。
万年筆の選び方について
ワタシが子供の頃に憧れていた外科医の先生は太めのブルーブラックを使っていて、それに憧れて最初太字の万年筆を探しました。
がしかし、試し書きをして気づきましたが日本語は漢字の細かい表記が多いので、太字だと潰れてしまうことが多く、イマイチだということがわかりました。
(外科医の先生は達筆だったが文字一つ一つがデカかった(笑))
万年筆の硬さや細さ、個性についてはコチラがわかりやすいです。
万年筆のペン先の種類(外部に飛びます)
ワタシはスケジュール帳兼日記(っつーか日常忘備録(笑))に使用するためにEF(エクストラファイン:やや硬めの極細字)を愛用中です。
最初に買ったF(ファイン:やや硬めの細字)だと、4-5ミリの文字で潰れてしまう事がありました。
どんなものに書くかによって、細さやタッチが選べるのも万年筆の魅力の一つですね。