父の緊急入院から1週間が経過しました。
治療はひたすら「抗生剤の点滴」。
このころにはもう食事制限はなかったようなんですが、食欲が全く無かったようなのです。
というのも、父のお腹はぱんぱんぱんで、どうも「膨満感による苦しさ」が一番の主訴のようでした。
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父の症状4:膨満感でいっぱいいっぱいでツライ。
なかなか仰向けになることもできず、上半身を起こしたままだったり、ベッドのテーブルに突っ伏したまま浅い眠りを繰り返したりしていました。
実は入院前から父は、お風呂上がりのたびに「なんでお腹がこんなに大きいんだろう?」と母に訴えていたようです。
それに対する母の回答は
「太り過ぎでしょ」…。
…(一蹴w。でもまぁその場にいたら同じこと言うかもねぇ…)
患者の心情:本人はだんだんと不信感が募る
治療が基本的に点滴治療で、症状の改善も見られないまま何日か経過すると、当然ながら本人は不信感を抱くようになります。
「なんでこんなにキツイのに何もしてくれないんだよぅ(´;ω;`)!」ってトコでしょうか?
でもね、それはYOUが「手術はイヤダ!」といったからなのね…。ゆーのう?
父はぼそぼそと「他の病院でも診てもらいたい」的なことを漏らし始めます。
当時ワタシが医療機関に勤めていたこともあって、父はこういう話は必ずワタシに相談してくるのでした。
「わかった、いちおう(職場の)先生たちにも相談してみるね。」と…。
が、しかし。転院はなかなかキビシイ相談です。
で、一応職場のドクターに相談してみました。(整形だけど…笑)
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”masaki-l.jpg” name=”masaki”]父が転院したいって言ってるんですけど、どう思います? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”doctor.png” name=”職場医師”]えー!?85歳でCRP38なんでしょ!?ムリでしょー。ってかどこも受け入れてくれないかもしんないよー[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”masaki-l.jpg” name=”masaki”]…だーよーねー…(´・ω・`) [/speech_bubble]
というわけで(笑)、父の説得にあたります。
- 今ちゃんと専門の先生が複数人で相談しながら治療に当たってくれているということ
- お父さんが「手術したくない」って言ったから、その制限内でイロイロ治療法を模索してくれてること
- たくさん検査もして、データもきちんと揃っていること
- 今から他の病院に転院したら「イタイ検査」を再度される可能性があること
- 病状説明もきちんとしてくれるし信頼のおける病院であること
- 患者の家族としてのワタシは今の病院と先生方の治療を信用していること
以上を伝えると、納得したのかどうかはわかりませんが、「転院したい」とは言わなくなりました。
まずは何でも試してみる。アロマセラピーの併用
病状が膠着状態を続ける中、何かできることはないかと思い、ワタシはこの状況を友人のアロマセラピストに相談してみることにしてみました。
アロマセラピーはいわゆる「ヒーリング」と呼ばれる類のものですが、フランス、スイス、ベルギー、イギリス、ドイツでは医療の手段としても認められていて、健康保険も適用される国もあります。
代替医療とは一体何なのか?
日本ではこれらヒーリングの類をまとめて「alternative medicine=代替医療」と称することがありますが、ワタシ個人としては「補完医療」の訳が最適なんではと思っています。
西洋医学も完全、万全ではありません。
かと言って代替医療が全て!というわけでもありません。
時々、西洋医学を全否定して、代替医療に頼りきり死亡してしまった話などがニュースになったりしますが、個人的には
「なんで、そんなに極端なん?(´・ω・`)」
と思ってしまいます。効果が拮抗(打ち消し合うこと)しなければどっちも使ったらええやんけ!という単純な発想ですが…。
閑話休題。
アロマセラピストのあやさんに今最善のオイルを選んでもらう。
あやさんのサロン「Healing Verte」は、海外で医療用として認可されている純度の高いアロマオイルを取り扱っています。
(注!日本で売られているアロマオイルの大半は「雑貨」扱いで医療用としては使用できません。純度の高い医療用のアロマオイルは、植物独特のえぐ味も感じます、オイル全てが全ていい香り〜(*´∀`)♬というわけではなく、オイルの中には「ナニコレ?クッサッ( ゚д゚)!」っていうのもあります。まー薬草ですよね…)
サロンなので当然マッサージなども行ってくれるのですが、適切なアロマオイルの販売も行ってくれるのです。
彼女は「アロマ大全」なるぶっとい辞書を繰りながら「感染」「肝臓」「胆嚢」をキィワードに効果のあるオイルを探してくれました。
彼女のこの姿を見るたびにワタシは「ああ、ここに魔女がいるなあ。」と思うのです。
昔は薬なんてなかったから、きっとこんな感じで魔女やシャーマンと呼ばれる人たちが薬草の知識でもって治療にあたっていたんですよねぇ。きっと。
さて、あやさんが選んだオイルとは…?つづく。